コラボニュース

ユーザーイベント「Collaboflow User Meetup 2025 福岡」を開催しました!

2025年6月6日(金)、株式会社コラボスタイル(以下 コラボスタイル)は、ユーザーの皆様をお招きし、ユーザーイベント『Collaboflow User Meetup 2025 福岡』を開催いたしました。本イベントは、福岡・大名でのリアル会場&オンライン配信を組み合わせたハイブリッド形式で開催となり、多くのお客様にご参加いただきました!

イベント概要

Collaboflow User Meetupは、コラボスタイルが主催する、コラボフローユーザー様のための情報交換イベントです。
コラボフローを中心としたさまざまな活用事例のご紹介を通じて、業務プロセス改善、ワークスタイル変革、より便利にコラボフローを使い倒していただくための気付きや発見につながる場を目指しております。

各セッション紹介

コラボフロー新機能紹介 半年間のダイジェスト
株式会社コラボスタイル
カスタマーサクセスグループ マネージャー 古市晋也

弊社コラボスタイルの古市より、この半年ほどで公開された機能や新しい製品について、ダイジェストでご案内いたしました。また、これからリリースされる予定の機能についても、先行してご紹介いたしました。

「コラボフロー for DataDrive」でできることについては、以下の活用ガイドをご覧ください。

コラボフロー活用ガイド:コラボフロー for DataDrive

時間の都合上、紹介できなかったその他のアップデート内容はこちらの動画をご覧ください。
また、今後もユーザー様へコラボフローのアップデート機能をご紹介するアップデートセミナーを定期開催予定です。コラボフローの進化にどうぞご期待ください!

『愚直に地道に徹底的に!
モノづくりの会社が実現した、会社を巻き込むDX』
豊田鉄工株式会社
技術開発本部 DX・IT推進部 IT管理室 インフラグループ GL 

星加 将輝さん

豊田鉄工株式会社様は1946年設立、今年で79年目を迎える自動車部品メーカー様でいらっしゃいます。
全社を巻き込んだDX推進の舞台裏と、市民開発によるコラボフロー活用の秘訣を共有してくださりました。

コロナ禍での紙運用に限界を感じ、デジタル化の必要性が高まったことから、約10製品を比較検討し、IT部門の人手不足や開発リードタイム短縮の課題解決に繋がる「市民開発」の可能性を感じて、コラボフローを選定してくださったそうです。

プロジェクト導入時の課題を解決したエピソード、市民開発の推進にあたって工夫されたポイントをお話いただきました。ユーザー情報管理の手作業→自動化という課題については、同社の鈴木さんの技術力や発想力で見事に解決されたエピソードもお聞かせくださりました!

「誰でも市民開発」を促進するためにはステップ分けが大切とのこと。
STEP1として、スモールスタートで現場のユーザーに試してもらい、STEP2として、プロジェクト側がしっかりリードを取って部署ごとに管理していきます。
また、「各部署のコラボフロー化進捗グラフ」を公開することで、ユーザーのモチベーションも高まったそうです。
段階的な導入と進捗の見える化によって、市民開発が無理なく広がっていく過程を見せていただきました。

1つ目の活用事例として月間4,200件以上にも及ぶ「出張届」の申請についてお話いただきました。
市民開発ガイドラインを設けつつも、頻度の高い申請には柔軟なカスタマイズをOKとされているそうです。

kintoneと連携することで、申請書データをkintoneアプリに登録したり、kintoneの情報を申請書にセットできます。さらに、krewData(kintoneプラグイン)も活用しながら、より複雑なデータ処理や分析も行っているとのことです。申請数の多い帳票業務だからこそ、データがスムーズに連携し、コラボフローからkintoneへデータを渡した後のkintone側の処理も、極力自動化して効率を高めることが重要、とお話いただきました。

コラボフロー活用ガイド:コラボフロー for kintone 連携オプション

続いては、社員の業務改善提案を奨励する「創意工夫提案」の事例です。
これまで紙ベースで行われ、給与計算への手入力と二重チェックで多大な工数を要していましたが、コラボフロー導入後は、申請データの一括CSVダウンロードにより給与計算システムへの反映することにより、手入力によるミスをなくし、工数削減と品質向上を同時に実現されたとのこと。

次にご紹介いただいたのは、社長や役員が最終決裁者となる「りんぎ書」の事例です。
社内でも最も複雑な承認経路を持つ“最難関の帳票”と位置づけながらも、予約キーワード機能と判定時の段階名を利用して「承認コメントをフォーム内自動転記」をすることで、紙時代と同じように、意思決定過程が一目でわかる運用を実現しています。
「予約キーワード」の詳細はサポート記事をご覧ください。

サポート記事:Excelフォームを作成する>Excelファイル準備>段階ごとで設定できる予約キーワード

申請書の取り消しや変更が、業務に大きな影響を与える「役員承認」の次の段階には、経路設定で「取り消し無効アイテム」を配置することにより、承認済み申請の誤取消を防止し、混乱を防ぎます。機能面でルールを制御することで、申請〜決裁の流れが円滑に進みます。
申請の「取り消し無効アイテム」詳細はサポート記事をご覧ください。

サポート記事:経路アイテムの解説>取り消し無効アイテム

コラボフローの導入効果として、Excelからフォームを作成できる手軽さが社内でも好評で、ペーパーレス化がさらに拡大している点を挙げられました。また、紙申請時に比べ処理状況が分かりやすくなったこと、出社不要で申請・承認が行えるため業務効率が向上したことも大きな成果とのことです。

発表の後のトークセッションでは、市民開発推進の秘訣が語られました。
動画での学習支援や、社員同士で教えあえるシーンを構築することで、誰もが開発に挑戦できる環境を整備されています。
開発をするための権限は申請制で管理し、開発専用グループへの所属で付与する仕組みで対応されているそうです。
現場の活用促進については、社員によるコラボフロー帳票化の成功体験が社内での口コミで広がり、「私にもできた」という声が「私もやりたい」という次の開発者を生む好循環が生まれているとのことです。
「市民開発が社内に着実に根付いている」とお話くださりました。

今回の星加さんの発表は、デジタル変革の潮流を捉えた「市民開発」の大きな可能性を伝えていただきました。
情報システム部門任せではなく、現場が主体となって業務改善を進める姿勢は、ご覧の皆さまにも、会社全体でDXを推進するためのヒントになったのではないでしょうか?

『ユーザーの意識が変わった市民開発によるコラボフロー運用』
トヨテツ福岡株式会社
管理部 安久 将洋さん

トヨテツ福岡株式会社様は、2004年に設立された自動車部品および付属品の製造・販売を行う、豊田鉄工株式会社のグループ会社です。同社はSDGs、脱炭素、DX推進の要請に応え、紙中心のアナログ運用からの脱却を目指しコラボフローを導入くださりました。

導入当初は紙へのこだわりから現場の抵抗もあったものの、「思ったより使える」という声と共にユーザーの意識が変化しました。
今では「ユーザー側からどんどん帳票をコラボフロー化していこう」という前向きな姿勢が見られているそうです。これはコラボフローの「使いやすさ」があったからこそとのこと。

現場主導の市民開発を広げるため、申請書作成に関する細かなルールはあえて設けず、「申請部署の上司を承認経路に必ず含める」といった大きな決まり事にとどめている点が特徴です。
これにより、現場が自由にアイデアを形にできる現場発の創意工夫が活性化し、ユーザー側から「どんどん帳票化していこう」という意識に変わったそうです。

最初にご紹介くださった事例は、PC使用に必要なユーザーアカウントの新規登録・廃止申請です。
申請者が申請書に必要事項を記入すると、担当者がアカウントを作成・廃止し、結果を回答する一連の流れがコラボフロー上で完結します。
安久さんは「初級編」と謙遜されながらも、カスタマイズをおこなわず、標準機能を活用して記入漏れによる差し戻しゼロを実現されています。

具体的には、記入漏れを防ぐために、必要事項が未入力だと申請を先に進められない「必須」項目設定の機能を活用し、申請者や担当者の記入漏れによる無駄な差し戻しを撲滅できたそうです。
さらに、各判定アイテムに期限と自動催促メールを設定することで、判定忘れによる業務の滞りを防ぎ、決裁までの時間短縮を実現できたそうです。

サポート記事:経路設定>申請書入力項目の必須設定について
サポート記事:申請関連>催促メールについて

続いては、「入退社連絡票」のご紹介です。
この申請では、入退社者の情報記入から関係部署への展開、各部署の必要業務の進捗確認までを一連のフローとして完結させています。
経路設定を駆使し、関係部署を含めたワークフローを形成することで、業務漏れをなくし、確実な情報連携を実現されています。

最後の活用事例は、お客様への納入時に取り決める「荷姿仕様連絡書」です。
この申請書は、情報が視覚的に分かりやすく工夫されています。上部の赤枠には、生産工程、部品情報、荷姿情報を記入し、下部の青枠には荷姿の写真を添付することで、申請内容をより具体的に伝えています。
写真の添付は、画像パーツを利用したドラッグ&ドロップで非常に簡単に作業できるとのことです。
「申請書に図や画像があると判りやすいな」というシーンで、ぜひ「画像パーツ」をご利用ください。

サポート記事:フォームパーツの解説>画像パーツ

また、単なる情報のやり取りにとどまらず、「条件分岐で適切な部署へ情報連携」を実現している点が大きな特色です。経路設定の条件分岐アイテムを活用し、生産工程の情報(内製/外製、生産部署、後工程など)をキーに経路を自動で分岐させることで、必要な情報を必要な部署にのみ申請・確認できるようになっています。
コラボフローは複雑かつ複数条件を含んだフロー分岐の設定も対応可能です。

サポート記事:経路アイテムの解説>件分岐アイテム
サポート記事:経路設定>「条件分岐」経路アイテムで3つ以上の分岐や分岐内での再分岐方法について

コラボフロー導入後、ユーザーの意識が「紙でいい」から「コラボフローが楽」へと変化し、部署を超えた帳票活用で相乗効果が加速しています。
その結果、電子化意識の向上や昨年度30%の紙使用量削減、通知や催促機能による業務効率化を実現されています。今後は中級編へのステップアップやDX推進を担うキーマンの増加を目指し、SDGs・DXへの挑戦を続けていくとのことです。

トークセッションでは、環境IT化グループのミッションと「トヨタ生産方式(TPS)」が根付く市民開発についてお伺いしました。
TPSの「無駄の排除」や「自動化」、「見える化」といった理念は、まさしくコラボフローの活用を通して実現されている効率化への取り組みそのものとのこと。「紙の削減」や「自動通知」、「進捗の可視化」といったコラボフローの利便性は、ミッションの実現をサポートする一助となっているようで嬉しい限りです!

今回のトヨテツ福岡株式会社様と、先の豊田鉄工株式会社様の事例からは、両社に共通して市民開発を通じて現場へコラボフローを広げ、社員が主体的に業務改善を進め、より効率的で創造的な働き方を実現しようとする確かな熱意を感じさせていただきました。

『経営のよろず相談屋が実践する
 コラボフローと他のシステムとの連携の事例』
佐々木総研・クロスディーズ
DX推進支援部ICT活用推進課 赤嶺 奈美さん

株式会社佐々木総研様は、税理士事務所を母体とし、北九州市と福岡市に拠点を置く「経営のよろず相談屋」です。経営者のあらゆる相談に対し、各専門家がチームで解決を目指していらっしゃいます。赤峰さんが所属するICT活用推進課は、デジタルに特化した部門として活動されています。

ペーパーレス化の一環として電子化を推進、「Excelがそのまま使える」点が決め手となり、コラボフローの導入を決定くださりました。コラボフローをハブとした、多岐にわたる外部システムとの連携を積極的に推進し、業務効率化を実現されています。

活用事例の1つ目として、kintoneとの連携をご紹介いただきました。
営業担当者が「請求依頼書」を申請する際、kintoneから顧客名や住所を参照し、請求情報確定後はその情報をkintoneに登録することで、顧客情報と請求情報を一元管理されています。
注目点として、コラボフローの申請書の請求書発発送先住所について「以降は発送先変更」が選択された場合に限り、kintoneの顧客情報を自動で更新する仕組みを構築している点です。これにより、次回以降の申請時には新しい発送先住所が自動で表示され、入力の手間やミスを防ぐ工夫がなされています。
また、「今回だけ」「以降は発送先変更」「変更なし」といった選択肢に応じて、更新の有無を柔軟に制御できるよう設計されている点も特徴です。

2つ目の活用事例は、Box・Teams・RPAとの連携です。
重要データの納品におけるダブルチェックと自動化を実現されています。
具体的には、担当者がBoxの納品待ちフォルダにデータを保存すると、RPA(Power Automate)がこれを検知し、コラボフローの申請書下書きを自動作成、申請者へTeamsでリンクを自動通知する仕組みだそうです。
承認後にはRPAがデータを共有フォルダへ自動移動させることで、人手を介さず正確な納品を可能にしています。

活用事例の3つ目として、Backlogとの連携をご紹介いただきました。
税理業務における資料預かりからの進捗管理を自動化されています。
具体的には、営業担当者が訪問予定日をコラボフローに申請すると、その情報がTeamsで業務支援室へ通知され、対応可能なメンバーが業務を担当する形で運用されているそうです。
各申請ポイントでBacklogに進捗が自動記録される仕組みを構築し、「次は何をすべきか考えずとも業務が進行する」状態を目指しているそうです。

「コラボフロー for Microsoft Teams」でできることは、こちらのガイドからどうぞ!
コラボフロー活用ガイド:コラボフロー for Microsoft Teams

赤峰さんは「デジタルに関する悩みに応えたい」という想いから、担当者がシステムに詳しくなくても、業務理解や効率化に取り組める視点が重要だと感じていらっしゃるそうです。
「次何をすべきか考えずとも業務が回る」ベルトコンベアのような働き方を目指し、各ツールの強みを活かした連携を重視されています。

発表後のトークセッションでは、将来的なAI活用についても大きな期待を寄せてくださいました。
「入り口をコラボフローに統一する」という運用を重視したいとおっしゃってくださり、今後の要望として、コラボフローにAI機能を搭載してほしいとのご要望をいただきました。
kintoneなど他システムに保存された情報を判断して回答を返してくれる機能や、申請書データ分析による推測や集計、ヒントの提供、Excelフォーム作成におけるキーワード自動生成といった自動化への期待を語っていただきました。

コラボフローが企業のDX推進における重要なハブとなり、AIとの連携によってさらなる可能性を広げる未来へ繋がるワクワクに満ちたお話を聞かせてくださりました!

コラボフロー資格制度「コラボフローアソシエイト」新設!

その後は、コラボフローの基本機能の習熟度をはかる資格制度「コラボフローアソシエイト」の発表をおこないました。こちらは今年秋冬頃開始予定です!お楽しみに!

コラボフローユーザーコミュニティ「コラボ・コラボ」のご案内

続いて、コラボフローオフィシャルアンバサダーとして認定させていただいたエーザイ株式会社 渡辺さんより、
コラボフローユーザーコミュニティ「コラボ・コラボ」の活動内容と、今後の開催予定についてご紹介いただきました。

これまでのコラボ・コラボの開催報告については、開催レポートをぜひご覧ください。

今後は、7月から夏にかけて各地で開催予定だそうです。

コラボ・コラボ開催の際はconnpassというIT勉強会サイトで案内される予定とのことです。
connpassのコミュニティページ右上の「メンバーになる」から最新情報が受け取れるようになりますので、ぜひご登録ください。

登壇者によるパネルディスカッション

先ほど活用事例発表としてご登壇いただいた豊田鉄工株式会社様からは星加さんに代わり技術開発本部 DX・IT推進部 IT管理室 アプリケーショングループの鈴木さん、トヨテツ福岡株式会社様より安久さん、佐々木総研様より赤嶺さんに、コラボフローに関する様々なテーマについて、ご登壇各社様の取り組みをお話いただきました。

コロナ禍を経て変化したワークスタイルへの対応では「働く場所の多様化で、 社内以外で働くというような状況がある中で、 紙運用がそもそも成り立たなくなっているのが現状。コラボフローは必須なツール!」との嬉しいお言葉をいただきました。拡大しつつある電子申請への対応にもご活用いただけているとのことです。

コラボフローと連携するITツールのさらなる活用お聞かせいただきました。特に、昨今注目されるAIの活用については、各社様の取り組みや、チャットGPTやRPAの活用など、将来への展望をお聞かせいただきました。

転記機能やタスク依頼アイテムではなく、敢えて「1つの申請書で完結させる」工夫についてもお聞かせいただきました!「現場での使いやすさ」重視は、社内でコラボフローの活用を広げる重要なポイントですね。

様々な視点や発想をお聞きでき、とても参考になるお話ばかりでした。ありがとうございました!

オンライン配信はここまで🙇‍♀️

以上で、オンライン配信は終了です。

collaboflow User Meetup初の福岡開催となる今回も、ご登壇者の皆様と会場にご来場くださった皆様をお迎えして、リアル会場での開催を実現いたしました。
ご参加のユーザー様、そしてオンラインでご参加の皆様のおかげで、大変盛況なイベントとなりました。
ご登壇いただいた星加さん、鈴木さん、安久さん、赤嶺さん、そしてご参加いただいた全ての皆様、長時間にわたり最後までご視聴いただきまして、誠にありがとうございました!

リアル会場限定イベント

配信終了後の参加者交流会&質問会の様子です。

リアル会場ならではの温かい交流の時間となりました。
「こんな活用方法をしてます!」というお声をダイレクトに伝えていただき、我々も大変励みになりました、ありがとうございます。改めて、福岡の地へお越しくださった皆様に心より御礼申し上げます。

イベントが終わり、みなさんで記念写真😊

次回開催も、どうぞご期待ください!
各地で開催予定のコラボフローユーザーコミュニティ「コラボ・コラボ」でも、皆様とお会いできることを楽しみにしております。

私たちコラボスタイルは、「ワークスタイルの未来を切り拓く」という理念のもと、コラボフローが単なるツールに留まらず、皆様の業務を革新し続ける存在であるよう邁進してまいります。
collaboflow User Meetupは、その未来をユーザーの皆様と共に考え、創造する貴重な場です。
次の舞台でも、皆様の斬新な活用事例や、熱い想いをお聞かせいただけることを心よりお待ちしております!

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