導入事例
国内グループ会社のワークフロー基盤として活用/かんたんメンテナンスで生産性向上とコスト削減を実現
導入の経緯
ダイトロングループ様は、高水準の企画開発力とマーケティング力、製造技術力を併せ持つエレクトロニクスの総合商社です。
国内外に広がるネットワークを駆使し、各分野で高い専門性を誇るグループ会社と連携を図ることで、いつの時代もお客様ニーズの一歩先をいく価値を創造されています。
同グループでは、ワークフロー基盤として、「コラボフロー」を採用されています。
2011年11月、ダイトロン株式会社様は、「含有化学物質調査申請書」というたった1つのワークフローを実現するためにコラボフローを導入しました。
当時、グループ各社はそれぞれ異なるワークフローシステムを利用しておりましたが、コラボフロー以外のワークフローシステムは、軽微な修正にも業者への依頼が必要となり、保守コストも高いことが問題視されていました。
そこで、ワークフローシステムをグループで標準化し、トータルコストの削減することを計画されました。
選定ポイント
1つ目のポイントは、他社のワークフローシステムでは追加開発が必要であった、他システムのマスタ参照等の機能が標準機能で実現できる点です。
申請画面から基幹システムの商品マスタや取引先マスタを直接参照し選択するなどの機能が、ユーザー側の設定だけで簡単に開発できるので、様々な用途に利用でき、コスト削減と開発生産性の向上を両立できる点を評価しました。
2つ目のポイントは、操作性が優れている点です。
グループ会社の共通基盤として利用するためには、利用者の操作性は重視すべき項目です。
現場教育にコストがかからず、直観的に利用できる操作性を高く評価しました。
また、グループ会社を跨っての承認フロー等、グループ基盤として利用する上での機能要件も満たしていました。
導入効果
システム部門としては、以前のシステムに比べて、申請フォームの追加や経路メンテナンス等が簡単で、開発工数の削減、属人性の排除が可能となりました。
特に新しい申請書や申請フローの提案からリリースまでの工数削減効果が大きいものでした。
また、個別要件もプラグイン開発のみで実現し、継続的なバージョンアップが担保されている点も安心できます。
グループ全体では、メールのやり取りが軽減され、業務が効率化されました。
申請データは長期に閲覧でき、検索機能や検索レスポンスが向上したことも好評です。
基幹システムと連携し、マスタを直接参照できるようになったことで入力ミスも削減できました。
操作性もわかりやすいので、新しい申請書や申請フローもすぐに現場に馴染んでいます。
今後の展望
2013年下旬、同社は全国内グループ(750名)へのコラボフローの展開を達成しました。
プロジェクトの立ち上げメンバーである管理本部 システム部の藤岡部長は「コラボフロー」について次のように評価されました。
「次にやりたいことが当社側の開発(設定)だけで簡単に実現できます。コストパフォーマンスの高さは随一だと思います。業務改善という意味ではまだまだやれることが多くあるため更に活用していきたい。」
また、担当係長の舌間様からは操作性の高さを評価いただきました。
「設定が簡単で利用者が違和感、拒否感なく使えています。こちらの要望も柔軟に組み込んでいただける点にも満足しています。現在、申請フォーム数は約40種類ありますが、今後更に10種類以上の構想があり、ますます展開していく予定です。」
取材日:2013年12月
お客様情報
社名 | ダイトロン株式会社 |
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URL | http://www.daitron.co.jp |
事業内容 | 電子機器及び部品、製造装置及びその他のエレクトロニクス製品の販売及び輸出入業務 |